硬い布団は身体に良いのか?

「せんべいふとん」や「硬いふとん」が体に良いなんて思ってませんよね?

枕と共に体を支える寝具は・・・・・、敷きふとんですね。

安眠の条件として枕と切っても切れない関係にあるのは体を支える敷きふとんです。

どんなに良い枕で頚椎(首)を支えても、良いな寝姿勢(自然なS字カーブ)が保たれていないと意味がな

いのです。

巷ではよく「腰の悪い人はせんべいふとんに寝なさい!」

なんていう人がいますがそれで良いのでしょうか?

人の頚椎と背骨は自然に立った状態ではS字に湾曲していますよね。

後頭部、背中、お尻が出っ張ていて、逆に頚椎や腰椎は引っ込んでいます。

なぜ枕が必要だったのか?を考えたとき、敷き布団と首(頚椎)の隙間を埋めて支える為でしたよね。

腰も同じなんです。

ふとんとが硬すぎると体とふとんの間に隙間が出来て後頭部・背中・尾骶骨の三点に体圧がかかり寝ている

間に圧迫され痛くなったり疲れたりして寝返りが多くなるのです。

ですから背中やお尻、肩など出っ張っているところは身体の曲線が自然になる位に沈み込んだほうが、身体

全体で分散出来るので良いのです。

巷で言われている「せんべいふとん」が体に良いというのは、殿様みたいにふかふかのふとんで寝ていて腰

が沈んで腰痛になると考えた先生が、そう言う布団で寝てはよくないから、せんべいの様な固いふとんで寝

たほうがいいですよ。といったことが始まりだったようです。

なぜ、せんべいふとんがいけないのか?

その1 せんべい布団は身体に負担がかかりやすく寝ている間に肩こりになりやすい。

その2 せんべいふとんは腰とふとんの間に隙間を作り寝れば寝るほど腰に負担がか     
    かり腰痛 の原因になりやすい。

その3 薄くて固いせんべいふとんでは寝返りが多くなり眠りが浅くなりやすい。

その4 薄くなったせんべい布団は保温性に欠けて寝ている間に体を冷やします。

体に負担をかけない姿勢とは、仰向き寝はエス字型の湾曲が真っすぐに立っているときと同じように自然に

保たれる状態で、横向き寝は背骨が歪まない程度に肩と腰が沈んだ状態です。

良いね姿勢を作るには枕と敷き布団がバランスよくなければうまくいきません。




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