VOL.20 10月号 発行潟純^ボシ

ヨーロッパ視察旅行記

「現場を見ずして羽毛ふとんは語れない!」

9月10日から18日まで今年立てた予定通り、羽毛布団の本場ヨーロッパ(スイス、オーストリア、ハンガリー、ドイツ)の現場に実際に足を踏み入れて五感で感じてきました。

スイス・チューリッヒ空港に降りた後、電車でオーストリア・ブレゲンツの田舎町へ。

HEFEL(ヘッフェル)社

ユーカリの木から採れるセルロースを使ったリヨツェルの生地とわた、を見学。地球温暖化・オゾン層の破壊を考えたエコロジー商品で綿よりも早く土に帰るそうです。大陸続きのヨーロッパでは地球環境を日本より考えていますね。

これは是非ワタボシのふとんに使ってみたいなー。

KAUFFMANN(カウフマン)社

世界第2位の羽毛の原毛屋さん、自社で羽毛布団も作っていました。

社長のジークフリードボーラーさんに秋のダウンが一年で一番良いものが取れると教わりました。

いつかどこかのビールみたいに秋味ならぬ、とれたて秋の羽毛ふとんが作れたらいいなーとひそかに夢をいだいてしまいました。

お次は、そこからまたオーストリア・リンツから電車で約5時間かけて国境を越えハンガリー・ブタペストへ。

そこから更に車で3時間半(平均時速140キロ)ホルトバイ農場へ行きました。飛行機で落ちる確率より、自動車事故にあう確立のほうが高そうですね。

初めて自分でアヒルの毛を思い切ってむしって見ました。人間で言うとすね毛をむしられる感覚なんでしょうかね?

かなりやかましい泣き声(鳥にしてみれば恐怖ですよね。)の中、ジプシーの方たちが一心不乱に鳥の胸毛をむしっていました。

聞けば5日間で3000羽の毛をむしるので、痛いとかかゆいなんて気にしていられないのですね。

1羽から約350gの毛をむしり取り、その内17gがダウンで更に洗ったり、小さなごみを除くと使えるダウンはたったの10gしかないそうです。と言うことは?シングル羽毛ふとん一枚は約1,3kgですから、

1300g÷10g=130羽必要なんですね。

96年、ちょっと前の大蔵通関統計になりますが、ポーランド・ハンガリーからの輸入量は220トンです。

単純にわると一年に16,900枚のシングルふとんしか出来ないのに・・・?それにしてはポーランド・ハンガリー産の羽毛がスーパー、量販、通販のチラシに乗っているのは不思議ですね。

きっと誰かがどこかでうそをついているに違いない!

あなたの羽毛は大丈夫ですか?

そして、次は飛行機でドイツ・フランクフルトへ

ここではふとん屋さんと百貨店を見てきました。

とにかくふとんは無地で白一色。後はカバーでコーディネートするのがヨーロッパスタイルです。

ベットはやはりウッドスプリングでしたよ。

鉄のスプリングベットは一台もありませんでした。

ここでもエコテックスのマークが入った商品がほとんどでリサイクルできないものゴミになるものは生産しないみたいです。

日本に鉄のスプリングベットがなくなる日もそう遠い話しではないですね。話の続きは次回に!

我が家の事件簿 (うれしはずかし未来予想編)

我が家のやんちゃ次男坊の将来の夢は保育園の頃から、ふとんやになることでした。そんなことすっかり忘れていたら、小学4年の今もその夢は変わっていなかったんですね。

サッカー少年団のコーチが「Jリーガーになりたかったら、練習をしっかり頑張れ。」と言った時も、「オレはサッカー選手にはならない。だって、ふとんやになるんだから・・・。」とあっさり、答えてコーチを唖然とさせたのが、小学2年の終わり頃でしたか?その、息子が国語の授業でこのような将来の設計書を書いたんです。

珍しく、自分から「ちょっと、これ読んであげようかぁ。」

といってかみさんの前で読み上げたのだそうです。

感動したかみさんが帰ってきた私に早速報告。

なんかじーん、としましたね。

次男が将来まだふとん屋になりたいと思っていたとは・・・・・・。

やっぱりかえるの子はかえるかなのかな!

先代の親父も、私が跡を継いだときはこんな心境だったのでしょうか。なんか、うれしいやら恥ずかしいやら照れますね。

天国にいるおやじもきっと喜んでくれていると思うと、小さな親孝行がいまさらながら出来たのではないかと感じました。

よーし。父さんがんばるぞー!!!!!!!

本人の許可を得て乗せました。

シーゴー所沢の健康的美食

ワタボシの店長さんから、「また、書いて下さい」→「書いて!」「書け〜!!」とのご依頼(命令・強制)を受けて、快く引き受けた私・・・。

http://www.yaoya-net.jp/

皆様には、「サボってるんじゃない?」とか「とこちゃんをいじめないで!」等々のクレームは、下記のFAX・Eメールまで送って下さい。(笑)閑話休題。

今月は、「りんご」の話です。りんごの栽培の歴史は古く、ヨーロッパでは、有史以前から栽培されていました。日本には、明治初期にアメリカから、苗木が輸入され、北海道や青森で栽培が始まりました。

ドイツには「一日1個のりんごは、医者を遠ざける」という、ことわざがあり、洋の東西を問わず、りんごは、お腹のクスリとして食べられています。

栄養素からみても、食物繊維のペクチン・ミネラル分のカリウムを多く含んでいて、ペクチンは、腸内を酸性にして、ビフィズス菌などの善玉菌を繁殖させ、有害菌の繁殖を抑えるので、下痢に有効です。また、ペクチンは、消化されないため、腸内をきれいにしたり、有害物質の排泄を推進してくれたりするので、便秘の解消にも有効です。つまり、りんごには、下痢にも、便秘にも有効な、すぐれた整腸作用があります。また、カリウムには、余分な塩分を排泄する作用があるため、血中コレステロールを下げたり、動脈硬化や高血圧の予防をします。

他に、酸味のもとである、リンゴ酸やクエン酸には、疲労回復・食欲増進・消炎などの、すぐれた効果が期待できます。効果的な食べ方は、下痢の場合には、すりおろして、便秘の場合には、丸ごと食べるのが良いでしょう。

実よりも皮に、ペクチンが多く含まれているので、どちらの場合も、皮ごと摂るようにして下さい。

快眠・快食・快便で健康に!!

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